仕事の幅と深度が日々増している、入社2年目。
メインの仕事であるコピー用紙販売においてもその業務内容は海外メーカーとの交渉から
発注管理、輸入貿易業務、品質管理から国内配送管理、クレーム対応まで多岐にわたる。
「OJTの目標は現在、スケジュール管理の徹底とコミュニケーション力の向上、
そして数字に強くなること。基礎力の底上げを目指しています。」
就職活動における軸はいくつかあったのですが、この会社を志望するいちばんの動機となったのは「紙」の専門商社であり、リーディングカンパニーだというところですね。「紙」と言う素材は現代生活に欠かせない身近な存在である一方で、歴史的に見ても数百年、数千年前に書かれた情報を現代にまで伝承するなど、唯一無二の機能をもつ素材です。私の場合、学生時代にオーケストラの活動をしていて日々楽譜を手にしていたこともあり、とくに「紙」という素材自体に強い愛着を感じていました。
ただ最終的に入社を決めた理由は、やはり最終面接で社長とお話ししたときの直感、印象だと思います。「経営者」と「学生」の大きな立場の差を越えて、私の発言を真剣に受け止め尊重していただけたので、就職活動にもかかわらずいつの間にか自然体で、楽しい時間を過ごしていました。とくに心に残っているのは面接の最後に「何か聞いておきたいことは?」と促していただき、私の方から仕事の醍醐味について質問したときのこと。社長の答えは「自身が成長できること、一人ひとりが活躍すること」「あなたならきっと大丈夫」という主旨で、安心とともに強い感銘を受けました。今思うと、「個」を重んじてくれる自由な社風を、入社前に実感できた貴重な瞬間だったなあ、と感じています。
コンシューマープロダクツ営業課のミッションには大きく分けて2つ「商材の販売」「物流機能の提供」がありますが、メインとなる商材は今私が担当しているコピー用紙で、国内マーケットの4枚に1枚は丸紅フォレストリンクス、という大きな取扱量を誇っています。現在では、よりマーケット動向に即した商材、より消費者に身近な商材にも参入してビジネスの幅を広げ、ティッシュなどの衛生用品から文房具まで、また「紙」という素材の枠を超えたプロダクトの開発も行っています。
マーケット動向に即した新しい商材を調達、参入した事例として、とくにインパクトが大きかったのがコロナ商材です。私が入社した2020年春は新型コロナウィルス蔓延の真っ只中で、まさに全国でマスク不足が深刻となっていたとき。不織布素材を担当する先輩社員たちは中国メーカーとの強いパイプや丸紅グループのネットワークを最大限に活かすことでマスク、消毒薬、医療用のガウンや手袋などのコロナ商材を次々と調達し、夏頃にはもう必要とする全国の現場へとお届けしてましたから、そのスピード感と実行力に「丸紅の凄み」を強く感じました。また商社というBtoBの最前線にいながら一般の方、医療従事者などBtoCへの貢献を目の当たりにし、これからの仕事の大きなモチベーションにもなりましたね。
頭を使う作業は午前中がベスト!
お弁当派の同期と一緒に。
商談の準備や事前相談もリモートで。
最近はキーマンのリモートも増加中!
コピー用紙のビジネスは商材で差のつきにくい側面があり、販売会社の安定感や営業担当の信用こそが、クライアントから選ばれる理由となります。そんな中、つい先週のことですが、私が1年目から担当させて貰っているある重要クライアントから「来年もまた、丸紅フォレストリンクスに頼みたい」と仰っていただき年間契約を獲得、社長からも直々に褒めていただくことができました。これは非常に大きな励み、自信につながりましたね。信頼を築くために心がけたのは何よりもまず「クライアントの立場になって考えること」。いきなり説明や提案をするのではなく相手の置かれている状況や理解度を見極めてから、それに合わせたコミュニケーションを行うことで、以前はなかなか話を聞いていただけなかったキーマンからも直接相談の電話がかかるようになりました。
3年目以降は獲得した信頼をもとに、紙以外のモノやサービスをどうやって提案していくかが課題。営業としての成長を続けながらいつかは今までにない商材を発掘して自社ブランドに育てたり、フィールドを海外へと広げて新しい貿易ビジネスを起こすなど、ゼロからイチを生み出すようなチャレンジをしていきたいと思っています。若手でも任せて貰える環境と、丸紅グループの強みを活かせば、きっと実現できるはずです。
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