印刷用紙部 印刷用紙課 H.Y2010年入社 2017年、自己申告制度により現職へ異動。国内外から印刷用紙を調達し販売するまでの全業務を担う。印刷用紙課において重要クライアントを担当。既存ビジネスの枠にとらわれない課題解決にも取り組む。2020年よりMさんのOJTインストラクターも兼務。特技は丸紅本社で実業団にも所属する、卓球。
印刷用紙部 印刷用紙課 M.M2020年入社 間もなくOJT期間を終了する、印刷用紙課期待のホープ。印刷用紙のルートセールス、代理店業務担当としての仕事は、電話メール対応から商談、受発注業務、生産スケジュールの確認、価格交渉、クライアントへの市況説明、クレーム対応、輸入業務まで多岐にわたる。趣味は入社後、先輩に誘われて始めたテニスとゴルフ。
早いもので、まもなく2年間のOJT期間も終わりますね。
OJTインストラクターの私から見ると、もうすっかり周囲にもなじんで商社の営業として活き活きと働いてくれているようですが、自身でも成長の手ごたえのようなものは実感していますか?
そうですね。1年目は資料づくりから何から教えていただくことばかりで…クライアントへの訪問も「先輩の商談に同行させていただく」といった立場でしたが2年目の今はだいぶひとりで動けることが増えてきたな、とは感じています。
ただ信頼して任せて貰えるからこそ、時にはヒヤリとすることもありまして。
そうそう。たしか先日、危なく納品日に間に合わないところだったんだよね。
はい、結果的には課長をはじめ他の部署の皆さんにもデリバリーの依頼先を探していただいてギリギリ納品できたのですが、原因は私と事務の方との間のコミュニケーション不足だったので、防ぐことはできたはずなのに、と反省しています。
人と人がやっていることだから、どうしたって手配ミスは起きるよね。
でも若いうちはミスをしても許されるし、アクシデントが起きたことで今後は細かくチェックするようになるから逆に、良い経験になったんじゃないかな。
失敗を怖がらずこれからもどんどん前へ進んで欲しいと思っています。
ありがとうございます。確かに私としても、皆さんからフォローしていただける環境の心強さを実感することができました。
クライアントにも翌日すぐ、課長といっしょに謝罪に伺ったのですが納品日当日の対応には評価をいただけまして、ほっとしました。
そうだよ、責任を取るのは私たち上の人間の仕事だから大丈夫!
これからも上長や先輩をうまく使ってください(笑)
丸紅グループでは1年目から社内検定の勉強が大変だと思うけど、どうでしたか?
「貿易」「経理」「リスクマネジメント」「法務」などの7科目のうち5つに合格することが昇格の最低条件になっているよね。
社内検定はおかげさまで全科目、1年目で合格することができました。
同期の仲間も一緒だし、年に1回の試験に向けてモチベーションをもって学べたことが良かったなと思っています。とくに「貿易」の科目などはいますぐ実務で役立つ内容でしたし、会社のサポートで簿記3級のほうも合格させて貰いました!
もろもろ合格おめでとう!取引先の経営状態を知ることは商社の営業の基本だから、簿記を学んで決算書を読むスキルはとても重要だと思います。
TOEICなどの語学の勉強も会社の制度を利用してどんどんキャリアにつなげてください。
はい。いつかは海外でも力を試してみたいので英語力を磨く努力は続けますね。
キャリアアップとはまた違いますが、配属についても先輩の皆さん、ご自身の希望を毎年申告していますよね。
Hさんは、その「自己申告制度」で現職へ異動したと聞いていますが…
そう、ジョブローテーションの制度もあるけど、私の場合自分から希望を出したんだよ。
じつは第二希望だったんだけどね(笑)
Mさんも、今後の配属について何か自身でのイメージはありますか?
そうですね。あと2年くらいはこのまま印刷用紙部で営業力を磨かせていただいて、その後は、ほかの部署でも自分の営業力が通じるのかどうか挑戦してみたいと思っています。
なるほど。ひとつの現場、ひとつの商材でスペシャリストを目指す人がいる一方で、Mさんのように若くて吸収力があるうちに「いろいろな部署を経験したい」という柔軟な考え方を持ってくれるのは心強いです。
変化の時代、人財に求められる能力も変わってきていて、柔軟性はもとよりスピード感や見直す力も大切になるよね。
2年目の若手にすべてを求めるのは早いかもしれないけど、Mさんはしっかりしているから出来るんじゃないかな、と期待しています。
はい、コロナ禍によって明日はどうなるのか分からない、ということが分かったのでより柔軟に、時代の一歩前を行きたいと思います!
じゃあ先輩の私たちは二歩前を行かなくてはいけないから大変ですね(笑)
Mさんはつねに全力で頑張るタイプなので、この機会にひとつだけアドバイスするなら、「優先順位をつけてもいいんだよ」ということは言っておきたいです。
Mさんらしさはそのままに、これからは少し余裕をもって行きましょうか。
さきほど、手配ミスの話題のときに他の部署の社員も一丸となってフォローしてくれた話が出たけど社内の雰囲気や働きやすさについてはどうだろう。入社前の想像とのギャップなどありますか?
私の場合、就職活動の段階ではあまり「社風」というものを重視していなかったので、逆に社会人になった今、安心して働くための環境や、企業風土の大切さを実感する毎日です。
本当に社内の風通しが良くて、皆さん優しくて…。
例えば、コロナ禍でのOJTは先輩方もはじめての経験だったと思うのですが私ひとりのために一日中オンラインで講義をしてくださいましたよね。
Hさんが、周囲のたくさんの先輩方に声をかけてくださって。
ああ、あれはね、大切な人財に対して出来ることをやるのは当然なんだけど、「周囲への心配りができるひとが多い」というのは10年前、私が新人だったときもそう感じたし、やはり人がみんな温かいのは、この会社の社風だよね。
プライベートでも休日のテニスやゴルフに誘っていただいて。
そう、今ではもう休日に一緒にプレイする仲間だよね(笑)
あと、働きやすさで言えば福利厚生もすごく充実していて、地方出身の私にとっては「借上社宅制度」がとくに有難いですね。
Mさんの年齢だと結構家賃補助が出るんだよね。
そうなんです。学生時代の友人などに話すと羨ましがられますね。
ほかにも先輩社員がスムーズに引継ぎを済ませて産休に入っていく様子や、Hさんが学生時代から活躍してきた卓球をずっと続けていらっしゃるのも間近で拝見して、ワークライフバランスにも安心感をもっています。皆さん自分らしく、長く働いていらっしゃる。
なるほど。私のライフスタイルを見て、自分らしく長く働けると思って貰えたのは嬉しいですね。
それではさっそく、10年先くらい先の少し遠い未来も見据えて貰って、具体的な活躍のイメージなどがあれば聞かせてください。
そうですね。営業としては、その時自分が担当している商材だけでなく、他社ではできないような、自分ならではのアイデアで付加価値をつけた営業活動をしていたいです。
例えばHさんは、それまで印刷用紙がメインだったクライアントに対して、エネルギー分野の提案をしたこともあったそうですね。
そうそう、印刷会社は電力をたくさん使うからね。
丸紅クループ内で太陽光パネルを扱う企業と連携して再生可能エネルギーの提案を行ったのだけど、その後はクライアントとの関係がさらに深まって、実際、紙の取扱量もアップしていますよ。
Mさんの世代は同期の仲間もたくさんいるから、社内でもグループ内でも横のつながりをどんどん活かして、活躍して欲しいと願っています。
はい、クライアントの課題解決に向けて、あらゆる提案ができる営業になりたいです。
10年後にはちょうどHさんと同じ年齢になりますので先輩の背中を追いかけて頑張りますね。これからもよろしくお願いいたします!
INTERVIEW
コンシューマープロダクツ営業課 M.Y2020年入社